水産養殖講座

世界最先端の研究開発に触れる “高大連携” の新しいプログラム

2010年から、高等学校の総合的な学習の一環として、近畿大学水産研究所との連携による「水産養殖講座」を導入。同研究所と地理的に近い利点を生かし、世界最先端の研究開発に触 れることで、水産や生物、バイオテクノロジーなどの分野を目指す生徒に有益な学習経験を提供していきます。

同講座は2年間かけて水産養殖を総合的に学ぶ本格的な内容で、世界初のクロマグロ完全養殖成功で知られる同研究所の教授陣による講義、研究所施設での体験学習に加え、高校生自身がマダイやチョウザメ、アマゴの養殖に取り組みます。また、クロマグロの人工孵化観察、病理学実習など、現場での実体験による “実学重視” のプログラムを実施します。

実習の様子

力リキュラムは1 年間、2年間から選択できます。

高等学校の全てのコースを対象に、受講希望者は高校1年次の秋から、1年目のカリキュラムがスタートします。2年次の秋以降はそれぞれの進路・興味に応じて、2年目のカリキュラ ムを選択することができます。

講座は、浦神実験場(海水養殖)と新宮実験場(淡水養殖)での講義・実習をベ一スに、白浜・すさみ・大島などの各研究所.実験場の施設見学・実習を組み入れます。また「近大新宮祭」での養殖魚販売を通じて、流通・販売についても体験学習します。

実習の様子

水産分野だけでなく環境・食糧・流通など幅広い分野への探求心を養います。

本校創設者で近畿大学初代総長の世耕弘一先生が提唱した「海の畑」構想から60年余り、水産資源や食糧問題など地球規模の社会的課題を克服するため、また漁業関係者の減少や高齢 化により、今後ますます水産養殖に関する高度な栽培技術や専門知識を有する人材が必要となります。

さらに「水産養殖講座」は水産分野にとどまらず、環境・食糧・文化・流通など様々な領域への探求心を掘り起こすきっかけとなります。昨今の理系離れの社会現象を解消するとともに、進路に関する視野を広げ、それぞれの進路決定に大いに役立つプログラムです。

実習の様子

PROGRAM

高校生自身が実際に、マダイ・チョウザメ・アマゴの養殖に取り組みます。

実習の様子
【左上】チョウザメの稚魚収容(新宮実験場にて)
【左下】養殖水槽へアマゴの稚魚収容(新宮実験場にて)
【右上・右下】養殖いけすへマダイの稚魚収容(浦神実験場にて)

1年間の養殖実習で、給餌・観察記録などを通して水産養殖を実体験します。

実習の様子
【左上・右上】収容前のマダイの体重・体長測定(浦神実験場にて)
【左下】アマゴの体重・体長測定(新宮実験場にて)
【右下】収容前のチョウザメの体重・体長測定(浦神実験場にて)

近畿大学水産研究所の教授陣を講師に迎え実学重視の多彩な講義内容。

実習の様子
【左上・左下】浦神実験場(海水養殖)にて、マダイ養殖についての講義風景
【右上・右下】新宮実験場(淡水養殖)にて、チョウザメ・アマゴの稚魚収容

浦神・新宮をベースに、白浜・大島・すさみなど各研究施設の見学・実習も実施。

実習の様子
【左上】水産研究所本部/白浜での施設見学・実習風景
【左下】すさみ実験場
【右上】新宮実験場 【右下】浦神実験場