日本水産学会の高校生発表において奨励賞を受賞

3月30日(木)、本校の水産ゼミの受講生2名が「日本水産学会春季大会」の「高校生発表講演」に参加し、初めて奨励賞を受賞しました。

「日本水産学会春季大会」は東京海洋大学品川キャンパスで行われ、全国から水産学者が一堂に会し研究成果を共有し合う学会で、「高校生発表講演」は高校生にも広く水産学の門戸を開く目的で毎年行われており、本校は2018年より参加しています。今年はコロナ禍のためオンラインでの発表となりましたが、全国から80校以上が出場し研究成果を発表しました。

今年度の本校の発表テーマは「サンショウ抽出液によるアマゴ寄生チョウモドキの駆虫条件」。アマゴに寄生するチョウモドキという甲殻類を安全に駆除するため、地元産のサンショウを用いてアマゴを薬浴するという研究です。前年度の研究でサンショウに一定の駆虫効果が確認できたため、実用化に向けて濃度・時間などさらに研究を進めました。昨年7月より、近畿大学水産研究所の鷲尾洋平先生、髙桑史明先生、木南竜平先生のご指導のもと実験・検討・発表練習を重ね、初の快挙となりました。

 発表後、司会の牧野光琢教授(東京大学大気海洋研究所)からは「地元の食材を用いて駆虫するのはおもしろい発想」とのご講評をいただきました。

受賞生徒

  高校3年フロンティアコース 出口 陽大(でぐち はると)

  高校3年フロンティアコース 仲森 大起(なかもり たいき)

指導教員

 上原 尚樹(うえはら なおき) 国語科